高村 光太郎
東京美術学校彫刻科卒。高村光雲の長男。東京美術学校を卒業後は白馬会曙町研究所に通い素描等を学ぶ。その後1906年~09年までアメリカ~
イギリス~フランスと海外を遊学し西洋彫刻をはじめ絵画技術などを修得、帰国後は彫刻、絵画のほかに詩を製作し絵画作品では12年に岸田劉生
らとヒュウザン会を結成し油絵作品を出品、詩の作品では文芸雑誌「スバル」に投稿、また西洋美術紹介や評論などを掲載し14年に初詩集「道程」を
創刊するなど多岐にわたる活躍を見せていたが以降は彫刻に専念しブロンズ・木彫両彫刻において秀作を残す。晩年に帝国芸術院会員や日本芸術
院第二部会員に推挙されたがいずれも辞退しており生涯あまり展覧会などには出品しなかった。彫刻代表作に「光雲一周忌記念像」、「手」、「裸婦
坐像」など、詩代表作に「智恵子抄」などがある。父である高村光雲などの作品鑑定も多くしている。
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