坂本繁二郎
福岡県出身の画家。
幼いころから画才をあらわしており、神童と言われるほどだった。
20歳の時に、東京からたまたま帰省した好敵手である青木繁の上達ぶりに驚愕し、上京を決意する。
明治35年の秋、青木の紹介で小山正太郎の不同舎に入った。
そしてのちに青木は重要文化財でもある「海の幸」で成功を収める。
その最中、坂本は孜々として努力していたのである。
明治40年の東京勧業博覧会で青木「わだつみいろこの宮」坂本「大島の一部」を出展
これが青木の最後になり、短い生涯を終る。
坂本はのちに「うすれ日」を発表し夏目漱石から評価をもらう。
代表作「うすれ日」「水より上る馬」「放牧三馬」
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引用：河北倫明『日本の名画 坂本繁二郎』(講談社、昭和49年8月20日)
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