池大雅

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1723年京都に生まれる
7歳の時に、黄檗山万福寺で書を披露
そこで、万福寺十二世杲堂禅師に「神童」と評される

15～16歳には菱屋嘉左衛門を襲名し、扇屋「待賈堂」と彫印店「袖亀堂」を開く

22歳
「袖亀堂」「山布図」「松尾社社頭図」
23～24歳
「梅竹図」「赤壁後遊図」「風雨起龍図」「韓退之像」
25歳
「霊沼荷香図」「指墨呂洞賓」「僊山樓閣図」「指墨画式巻」

26歳
柳沢淇園の紹介で大雅に入門。朝鮮使に書を披露し賞揚される
江戸へ進学。文人画の先駆者服部南郭に会い、野呂元丈に見せてもらった西洋画の技術に驚く。

「指墨寿老人図」指頭画の作品が多くみられる

27歳
「天産寄葩図巻」「赤壁両遊図屏風」「溪橋詩思図」「陸奥奇勝図巻」

28歳
「楽志論図巻」「輞川逸趣図屏風」「蘇大春暁図」

29歳
白隠禅師に参禅。「秋江帰舟図」

31～32歳
祇園神社の絵馬堂に「蘭亭修禊図板額」を奉納
「華封三祝図屏風」

33歳
「山邨馬市図」「壷中乾坤図巻」「林外望湖図」

37～38歳
「雲林清暁図」「梅花草堂図」「三岳紀行屏風」

39歳
この年に富士山などの４つの山に登山した
「和合峯晴景図」「三上考軒池大雅対話図」

40～41歳
「四高士図巻」「叡山眺望図」「蘭亭修禊図、龍山勝会図屏風」「金碧山水画帖」

42～43歳
「山水人物画」「水墨緑天図」「日本十二景図」「六遠図」

45歳
「春山浴雨図」「児島湾真景図」

47歳
「四季山水十二景屏風」
中国文明の画論「沈氏画麈」を翻刻版行。

48歳
銭百貴文を祇園社へ奉納
書画会に「竹巌新霽図」を出品。

49歳
祇園社に神輿修覆料金子一両を奉納
「十便図」「洞庭赤壁図巻」

50歳
知命の祝宴を祇園の相馬屋に催す

51歳
書画会を開く。
祇園社捨山王修覆料として金五十六両と白銀五枚の大金を奉納
この頃、桑山玉洲、佐竹蓬平入門

52歳
祇園西梅坊稲荷社修繕のため白銀一枚を奉納

54歳
春ごろに体調不良になったが、薬を拒否したそう
その年4月13日に死去

ｰｰｰｰｰｰｰ代表作ｰｰｰｰｰｰｰ
【国宝】
「十便図（国宝）」
「紙本墨画淡彩夜色楼台図（国宝）」

【重要文化財】
「絹本著色洞庭赤壁図」
「 絹本著色白雲紅樹図」
「紙本淡彩十二月離合山水図」
「 紙本淡彩瀟湘八景図」
「 紙本淡彩山野行楽図」
「紙本淡彩陸　奇勝図」
「紙本著色蘭亭曲水龍山勝会図」
「紙本墨画瀟湘八景図（東山青音帖）」
「 紙本墨画淡彩富嶽列松図」

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引用：『日本の名画　小林忠』(講談社、昭和48年10月20日)