【野々村仁清】作 織部模耳付水指 中村宗哲黒塗蓋 永楽和全極箱
買取した品 | 【野々村仁清】作 織部模耳付水指 中村宗哲黒塗蓋 永楽和全極箱 |
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買取した品の種類 | |
買取した住所 | 東京都世田谷 |
買取した日 | 2023年2月20日 |
こんにちは!先日、桜の開花を見に行ったら、思いのほか早く咲いていて驚きました。
春の早い訪れに感動しましたが、気温の変化にも注意が必要ですね。
みなさんも体調管理にはお気をつけください。
先日、世田谷区にお住まいのお客様から、野々村仁清の水指の買取依頼をいただきました。
巧みな轆轤技術を使い、魅力的なデザインの色絵付けでたくさんの茶陶を制作し、現代まで続く色絵茶陶の基礎を築いた江戸時代前期の伝説的な陶工、野々村仁清の作品です。
国宝に指定される「色絵藤花図茶壺」や「色絵雉香炉」など、たくさんの作品が重要文化財に指定されています。
この作品は、織部の作品に倣った水指で、力強い緑釉が施された重厚な器です。
野々村仁清の作品としては珍しいデザインですが、高い技術と素晴らしいデザイン性が見事に表現されています。
底部には「仁清」の印があり、千家十職・塗師「中村宗哲」の特製黒塗蓋も付いています。
また、近代の茶人・「真悟庵蘭エン(茶和尚)」の旧蔵品で、旧蔵札や添え状が付属しています。
「永楽和全」の箱もついています。
高さ 18.3cm 直径 13.3cm
【作家紹介】
丹波国桑田郡野々村出身の陶芸家・野々村仁清(生没年不詳)は、瀬戸での轆轤修業を経て、京都府北桑田郡美山町にある洛西の仁和寺門前に御室窯を開設しました。彼の名「仁清」は、仁和寺の「仁」に彼の本名「清右衛門」から「清」を組み合わせたもので、仁和寺を中心に貴顕たちと交流を深め、多くの華麗で典雅な作品を制作しました。
野々村仁清は、後水尾院を中心とした宮廷サロンとの仲介役を務めた茶人・金森宗和との関係の中で、優美な陶器を数々生み出しました。彼の作品は、茶道具を中心に構成されており、その技術は巧みな轆轤技法と華麗な上絵付けによって支えられています。
彼の代表作である色絵藤花文茶壺は、仁清の茶壺の中でも最高の傑作とされ、京風文化の象徴的作品とも言われています。温かみのある白釉地に、繁った藤花が巧みに描かれ、花穂と蔓は赤や紫・金・銀などで彩られ、緑の葉には葉脈が一枚一枚丁寧に描かれています。端正な姿の茶壺は、色絵の文様とほどよく調和しており、下部の土見も壺全体のバランスを保っています。底裏には「仁清」の小判形の大印が押されており、丸亀藩・京極家伝来とされています。
野々村仁清の作品は、その美しさと技術の高さから、現代でも多くの人々に愛され、その価値が認められています。彼の作品は、日本の伝統芸術を世界に広める貴重な資産となっています。
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