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【曽我蕭白】筆 紙本水墨『羅漢図』六曲一隻屏風【江戸時代中期】

【曽我蕭白】筆 紙本水墨『羅漢図』六曲一隻屏風【江戸時代中期】

買取した品 【曽我蕭白】筆 紙本水墨『羅漢図』六曲一隻屏風【江戸時代中期】
買取した品の種類
買取した住所 東京都世田谷区
買取した日 2022年6月27日

皆さん、こんにちは!先日は、一瞬だけ比較的涼しくなったかと思いきや、気のせいでしたね。ジメジメとした空気は過ぎ去り、服が身体に纏わりつく本格的な暑苦しさがやってきました。そんな中でも本日も沢山の方々に世田谷代田店にご来店いただき、誠にありがとうございます。引き続き、買取り査定依頼のご相談もお気軽にお待ちしております。

では、早速本日も買い取らせていただいた素晴らしい作品たちの中から、こちらを皆さんにご紹介させていただきたいと思います。

【曽我蕭白(そがしょうはく)】筆 紙本水墨『羅漢図』六曲一隻屏風【江戸時代中期】

こちらの作品の寸法は、

[表具] 171.7×377.5cm [本紙] 134×56.7cm

と、大変迫力満点です!実際に目の当たりにしますと、実寸サイズよりも遥かに大きく感じられるほど圧巻な作品です。

写真と一緒にこの素晴らしい作品を生み出した、少々謎に包まれた作者についてご紹介していきたいと思います。

作者の【曽我蕭白(そがしょうはく)】は、享保15年(1730年)に京都に生まれたとされております。なぜ曖昧な表記かと言いますと、蕭白の生涯については資料が少なく不明な点が多いとのことなのです。

伊勢地方に多くの作品が残ることから、かつては伊勢の出身とされたこともあったそうです。しかし、近年の研究の進展により、少しずつ分かってきたことがあります。「丹波屋」と号する京都の商家の子として生まれたこと、本姓を三浦と称したことなどです。

京都市上京区の興聖寺には、蕭白の代表作で有名な『寒山拾得(かんざんじっとく)図』が残るほか、蕭白とその一族の墓もあるそうで、やはり京都に縁深いということは間違いなさそうですね。

蕭白には兄と妹がいます。兄は蕭白が11歳の時に江戸で亡くなっていることから、丹波屋は江戸に支店を置ける程度の商家であったと思われます。菩提寺の興聖寺の所在地が西陣に近いことなども踏まえますと、丹波屋は紺屋だった可能性があります。

寛保3年2月に父・吉右衛門が亡くなり、この頃の蕭白は、伊勢の久居の米屋で奉公していたという伝承が残っています。

更に悲しいことに不幸が続き、永享3年1月には母ヨツが亡くなり、丹波屋も潰れてしまいます。蕭白は、いっきに家族を失い、孤独に生きることを強いられることとなりました。

大変苦しい精神状態の中で過ごされ、後に奇想の天才絵師と呼ばれる唯一無二の作家になるわけですが、それまでに相当なご苦労をされたのだと察すると、とても胸が痛みますね。

作品に戻ってみましょう。ご覧いただくと分かる通り、蕭白の作風の主な特徴としては、細部に渡り丁寧で細やか且つ狂いの無い描写能力。その上、対象の人物がまるで絵の中から飛び出してくるような圧倒的大胆さを兼ね備えているところだと思います。

そして、彼の凄さと言えば、構図においての空間把握の大胆さだけでなく、顔料の性質を熟知した上に成り立つ彼の独創世界により描かれる鮮やかな彩色の美しさにあるでしょう。その見事なバランス感覚に誰もが強烈なインパクトと、同時に不安定さを感じながら虜になっていきます。江戸時代の画史において「異端」や「狂気」の画家と位置付けられていただけあります。

そんな蕭白の絵というものは「仙人・唐獅子・中国」の故事などの伝統的な画題を、同じく正統的な水墨画技法で描いていながらも、「醜悪・剽軽」に描き出す表現は型破りで破天荒なものでした。ですから、見る者の神経を逆撫でするような強い印象を与えることの方が多かったようです。

それでも、一般の人々に受け入れられる程の高い人気を誇っていました。蕭白の贋作が多い理由において、贋作者のモチベーションを刺激しただけでなく、それだけ蕭白の人気が高かった裏付けともいえるでしょう。振り切った才能は、恐ろしく素晴らしいですね。

いかがでしたでしょうか。今回もまた素晴らしい作品に出会わせていただきました。移り変わる時代の中で、形あるものが丁寧に大切に受け継がれて、これからも沢山の人たちの日常に彩りを与えてくれますよう、ほくゆう倶楽部では日々このようにご紹介させていただいております。

是非、この感動を味わっていただきたいと思いますので、その目で直接ご覧いただき、お手に取って感動を体感していただきたいです!

ご興味を持ってくださった方は、お気軽にお問い合わせください♩

皆さんのご来店を心よりお待ちしております!

 

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