【清朝清朝中期・乾隆頃】銅鍍金 釈迦牟尼坐像 金銅仏【中国仏教文物】

【清朝清朝中期・乾隆頃】銅鍍金 釈迦牟尼坐像 金銅仏【中国仏教文物】

皆さん、こんにちは！今日は真夏日和ですね！セーターで出社するという失敗をおかしました。連日の極端な寒暖差はまだまだ続きそうですね。引き続き、体調など崩されませんように、皆さんご自愛くださいませ。

さて、ここ最近の世田谷代田店では、有難いことに毎営業日、お客様より買取り査定依頼がいっきに増えています。様々なジャンルの商品を多数お持ち込みいただき買取らせていただいております。処分するにも手間もかかりますよね。是非、大切な物を受け継いでいくお手伝いをさせてください。

店舗では、買取り以外にもお手に取っていただきやすい商品も多数取り揃えておりますので、是非お気軽にお越しいただけたらと思います。

それでは、本日はこちらの作品を早速ご紹介させていただきます！

【清朝清朝中期・乾隆頃】銅鍍金 釈迦牟尼坐像 金銅仏【中国仏教文物】

さかのぼること、中国清朝時代中期（１８世紀）およそ乾隆年間の「釈迦牟尼坐像・金銅仏」になります（時代箱入）

まずは、何と言っても、この圧倒的な美しさ！隅々まで大変細やかで丁寧な造りです。以前にも別の仏像をご紹介させていただいた時にも添えさせていただきましたが、時代によって色合いも表情も身振りも本当に様々です。

その中でも特に仏像と言えば、手の形に注目してしまいます。その手の形にはちゃんと意味があって「畏れなくていいよ」だったり「願いを叶えますよ」という、どれも前向きなものばかりだそうです。

そもそも、仏像というのは大きく分けると４種類に分類されると言われています。「如来・菩薩・明王・天部」です。４段階のランクに分かれているとでも言いましょうか。

「如来 = お釈迦様」は、悟りを開いた最上級で最高の存在なのだそうです。見た目の特徴としては、主に今作品のように「螺髪（らほつ）」と呼ばれる、まるでパンチパーマのようなインパクトのある髪型があげられます。

鋳造や手彫（彫金）による文様創出も抜群に秀逸で、高い技術力がうかがえます。身体のラインや足の先、指先の温かみのある丸いフォルムや皺の一つ一つまで、本当に素晴らしく表現し尽されていますよね。

一番偉い人ほど服装は布を身に纏うだけの極めてシンプルなものだそうで、一見不思議に思うのですが、理由を知ると深く納得いたしました。如来というのは、悟りを開いた存在なので、すべての欲（煩悩）を捨てることが出来たのです。ですから、どんな時でも自分をカッコよく見せたい、キレイに見せたいということがなく、装飾をする必要がないんだそうです。静けさの中に温かさと信念を感じることこそ、真の強さなのだと思いました。

仏像の重量は、１１６６gという重厚な造り。大変どっしりとした重量です。高級感も相まって更に重みを感じます。

仏像の誕生の始まりは、お釈迦様の姿が刻まれたものだったそうですが、仏教の広まりとともに様々な種類の仏像が生まれていったんだそうです。古来インドの神が仏教の中に入ってきたり、実在の人間が仏化した像も生まれたりと、その数は多くなっていき、どんどん派生していったとのこと。それ程までに、信仰したい人たちがいたということですよね。何かにすがったり、願ったり、祈ったり、心の支えというものは、いつの時代もどこの国でも需要があるように思います。

底部の裏側には、このように印字されています。

今回の作品は、当時はかなり身分の高い人に献納されていたのではないかと思われます。それ程、大変高貴で美しく、凛としたその佇まい。有難みを感じる絶品です。見ているだけで、とても神聖な気持ちにさせてくれます。

いかがでしたでしょうか。今回もまた素晴らしい作品に出会わせていただきました。移り変わる時代の中で、形あるものが丁寧に大切に受け継がれて、これからも沢山の人たちの日常に彩りを与えてくれますよう、ほくゆう倶楽部では日々このようにご紹介させていただいております。

是非、この感動を味わっていただきたいと思いますので、その目で直接ご覧いただき、お手に取って感動を体感していただきたいです！

ご興味を持ってくださった方は、お気軽にお問い合わせください♩

皆さんのご来店を心よりお待ちしております！

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