【加藤友太郎（初代陶寿）】色絵菊藤図菓子器【皇太后殿下御前演奏記念】

【加藤友太郎（初代陶寿）】色絵菊藤図菓子器【皇太后殿下御前演奏記念】

皆さん、こんにちは！ほくゆう倶楽部です！連日、ご来店のお客様やお問い合わせが増えてきており、記事での紹介が追い付かない程です。とても嬉しい悲鳴でございます（笑）順番にアップしていきますので、是非追って御覧いただけますと幸いです！

今回もまた素晴らしい作品と出会うことが出来ました！幸せなお仕事に携わらせていただいている日々です。さぁ、早速本日も皆様にご紹介させていただきますね！

嘉永4年（1851年）愛知県瀬戸市生まれ、尾張(愛知県)瀬戸の陶工加藤与八の次男である、明治期の東京を代表する陶芸家と称されているのが、こちらの【加藤友太郎（かとうともたろう）】氏です。

1899年（明治32年）には、陶寿紅と呼ばれる下絵付けの赤色の釉薬を開発するなど、芸術家であり、彼のそれは、とても科学的とも言われています。

さぁ、いつも前置きが長くなってしまうので、今回は早速作品に触れていきましょう（笑）

「色絵菊藤図菓子器」

こちらの作品は、表題にも記しました通り、昭和5年に催された貞明皇后御前演奏を記念して制作された、マグネシア製で出来た作品になります。もうその説明だけで、どれほどの凄さかが分かりますよね。そして、作品を目の前にいっきに緊張しています（笑）

とにかく、一目見て「可愛い！」と思わず声を上げてしまいました！お花をモチーフに、お皿を埋め尽くすように満遍なく描かれていないところがまた、この作品としては焼き物に花が添えられているようで、とても良いですよね。全体的な色味も、とても暖かくて癒されます。是非、アップでご覧ください！

多数描かれている葉の形が丸びを帯びている点も、ほっこりと柔らかくて、顔が自然と笑顔になります。一輪だけ真っ赤な花が咲いていますが、やはり全体的に淡い色味で描かれているからこそ、力強くも優しく、とても印象的に際立っていますね！器の側面まで細かく描かれているのですが、本物のお花を器に添えているかのような構図という点が、また素敵なポイントかと思いました。とにかく本当に可愛いです！女性は特に、ときめいてしまうのではいでしょうか！

器の深さや厚みも絶妙ですし、形と絵が本当にマッチしていて、どこから眺めても楽しめる作品だと思います。私なら、お気に入りのアンティークの棚の一番目立つところに自慢げに飾りたいです（笑）こんなにも素敵な作品と出会ってしまうと、大切な友人たちにも見せたくなって、人を家に呼びたくなりそうですね！

裏面はこんな感じです！加藤友太郎氏が、東京は牛込に設立した日本における初めての西洋式窯【友玉園製陶所】の作ということで、底部に印字されています。※共箱、栞付

あなたの日常に仲間入りさせてあげるのも勿論良いかと思いますが、大切なあの人へのプレゼントとしても、ハイセンスな一品だと思います。ふわっと柔らかい風が吹き込むような、いっきに素敵な空間に彩ってくれる癒しに満ちた絶品です。是非、その目でご覧いただき、直接お手に取ってこの感動を味わっていただきたいです。

ご興味を持ってくださった方は、お気軽にご連絡ください♩

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