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【希少】エミール・ガレ「ヴァセリンガラス 金彩装飾グラス5客」

【希少】エミール・ガレ「ヴァセリンガラス 金彩装飾グラス5客」

買取した品 【希少】エミール・ガレ「ヴァセリンガラス 金彩装飾グラス5客」
買取した品の種類
買取した住所 東京都港区
買取した日 2022年2月9日

皆さん、こんにちは!少し久しぶりになってしまいましたが、度々、北友倶楽部に登場しています【エミール・ガレ】の作品を買い取らせていただきましたので、皆様に自信を持ってご紹介させていただきたいと思います。今回もとても魅力的な作品ですよ!

これまでは、主に文化瓶を記事に取り上げさせていただいていましたが、本日ご紹介させていただくのは【ヴァセリンガラス 金彩装飾グラス5客】になります。

直接お見せしたいですが、こちらの写真からでもきっと、この魅力が伝わるかと思います。ガラス製品って、当たり前ですがこの透明感がまず素敵ですよね。"美しい" を前提とした上で、デザイン性や色合いにより更に魅力が増していく感じです。爽やかな黄緑色一色をベースに、上部に描かれたゴールドの葉とツタが、やはり目を引くポイントかと思います。

もちろん、魅力的なポイントは色味だけではなく、このグラスの形・デザインではないでしょうか。ボディーが少しくびれているところや、丸みを帯びているフォルムそのものが、作品の透明感と凄くマッチしていて、とても可愛らしいですよね。そして、何と言っても、グラスの縁がただの円ではないところ。ゴールドの葉とツタが描かれているその真上で、一枚一枚の花びらが綺麗に咲いているかのようなデザイン。一見シンプルに見えて、細かいところで凝っている遊び心な部分がとても素敵です。

そもそも、この作品の色の組み合わせも、花をモチーフにしているところも、まさにガレの作品ならではですよね。私自身がとても大好きな色の組み合わせで、花や植物も大好きなので、買い取らせていただいた時にはすぐさま、食い入るように手に取り眺めてしまいました(笑)

以前にもご紹介させていただいておりますが、ガレと言えば、グラヴュール技法という【ガラスの表面を研磨することにより繊細な文字などの彫刻を施す技法】が有名なガラス工芸家ですが、当時のガラス工芸において、この技法はあまり主流ではなかったそうなんです。そんな中、ガレは敢えて積極的にその技法を取り入れ、唯一無二の独自のスタイルを確立していきました。

どの時代にも、一つ秀でている人というのは「誰かがやっているから」と同じ事をするだけではなく、自分なりに試して良いと思うものを信じて貫いているように思います。だからこそ、他にはない新たなものが生まれ、それをまた参考に取り入れていく人が出てくる。そうやって、芸術の世界も進化して表現の幅や可能性が広がっていくのでしょうね!その一つの勇気と行動力が、こうして今も尚、彼のすべてを肯定するかのように愛され続けているのですから。本当に素晴らしい芸術家だと思います。

そんなガレは、1904年に惜しまれながら白血病でこの世を去りました。しかし、その後もガレの妻であるアンリエット・ガレ・グリムらによってガレ工房は運営され、彼の魂と共に作品が途絶えることなく生産され続けました。ただ、ガレが制作に関与していた時代とは作風は変わっていき「カメオ彫り」と呼ばれる【大理石・貝殻・石などの表面に浮彫を施したもの】になっていきます。逆に、沈み彫りされたものは「インタリオ」と呼ばれています。これらを総称して「カメオ」と呼ばれる事が多いそうです。

1914年に始まった第一次世界大戦の影響により、一度生産は止めざるを得なくなり工房も閉鎖に追い込まれましたが、1918年に今度は、娘婿ポール・ペルドリーゼによってガレ工房は見事復活を遂げ再開します。技法は再度変わり、ガラスを吹き付ける「スフレ技法」と呼ばれるものが多くなりました。それでも、ガレが亡くなっても、その意思を誰かが大切に守り抜こうとした愛が目に見えて、彼が残した芸術がいかに素晴らしいものかを物語っています。

残念ながら、1931年にガレ工房は完全に閉鎖され、土地やら全てが売却され、ガレの作品が新たに生み出されることはなくなりました。しかし、今も尚、これまでの作品が世界中で愛され続け、その価値を求めている人たちが大勢います。貴重なガレの作品に触れさせていただき、これまでの時代背景を調べながら改めて作品と向き合うと、また違った味わいや見え方があり、感慨深い気持ちが芽生えます。是非、一度、目の前で作品の魅力に直接触れて体感していただけたらと思います。

是非、ご興味を持ってくださった方は、いつでもお気軽にご連絡ください♩

エミール・ガレ(ガラス工芸家)
1846年5月4日 フランスロレーヌ地方ナンシー生まれ

1878年から1903年までの25年もの間に、ガラス工芸をはじめ陶器や家具など様々な作品を出品しては数々の賞を受賞。
あらゆるジャンルで最も高い評価を得ている芸術家であり、装飾工芸家としてその名を世界に知らしめた。

 

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