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【伊万里焼】花弁型大皿(花唐草模様)【古伊万里】

【伊万里焼】花弁型大皿(花唐草模様)【古伊万里】

買取した品 【伊万里焼】花弁型大皿(花唐草模様)【古伊万里】
買取した品の種類
買取した住所 東京都世田谷区
買取した日 2021年5月25日

皆さん、こんにちは!骨董品買取りのお仕事をさせていただいてから、日々素敵な作品に出会わせていただいております!今回もまた素晴らしい作品を買い取らせていただきましたので、早速皆さんにご紹介させていただきたいと思います!

こちらは、花唐草模様の「伊万里焼(古伊万里)」様式【花弁型大皿】です。まず始めに、この様式についてご説明させていただきますね!

伊万里焼、またの名を古伊万里と呼ばれるこの様式ですが、江戸時代に伊万里津(港)から各地に積み出されていった事が名前の由来とのことです。産地ではなく、港の名前から伊万里焼と付けられたそうですよ!なぜ、港?と思いますよね。私も疑問でした(笑)ここで躓いているとまだまだ先は長いので、読み進めていってみてくださいね(笑)

明治30年(1897年)に、門司・有田・佐世保間に九州鉄道が開通してからは、徐々に船よりも鉄道で運ばれるようになった為、焼き物は有田焼、伊万里焼、志田焼、波佐見焼、三川内焼など、それぞれ産地の名前で呼ぶようになっていったそうなんです。江戸時代に作られた伊万里焼を、現代の伊万里焼と区別して「古伊万里」と呼ぶそうです。これは「なるほど!」でした!分かりやすいですよね。

この伊万里焼というものは、そもそも朝鮮半島から来た人たちの手によって作られたものだそうです。江戸時代初期の1610年代~江戸時代の終わり頃(明治時代を含むものもあります)まで、主に佐賀県の有田や塩田、長崎県の波佐見、三川内などで作られていました。

日本人が作ったわけではないのかと、肩を落とさないでくださいね(私のことです。笑)昔は、国外から様々な文化が日本に入ってきては、私達ご先祖様方の日本人特有の繊細さや知恵と賢さで、応用に応用を重ねて、その後にどんどん made in Japan の価値が付いていくわけですものね。少し話が逸れたと言いますか、勝手にセンチメンタルな雰囲気になり申し訳ございません(笑)

気を取り直しまして(笑)日本国内、全国各地はもちろんの事、長崎にいる中国商人やオランダ商人の手によって、東南アジアや中近東、ヨーロッパまで運ばれ、王侯貴族の宮殿に飾られていたそうです。いきなりの広がりですよね!

当時のヨーロッパでは、磁器を作ることが出来なかった為、東洋から運ばれた伊万里焼(古伊万里)は宝石と同じような価値があり、とても美しいものと称されていました。手に入れることが難しかった事もあり、その貴重な宝を権力の大きさを示す為に王侯貴族の宮殿に飾られたと言われています。それ程までの価値あるものだと知ってから、目の前の作品に触れようとする手が少し震えました(笑)

そんな伊万里焼(古伊万里)の海外への出荷個数は、17世紀後半~18世紀前半にかけて記録に残っているだけでも、なんと驚きの200万個以上だそうです!想像を絶する物凄い数ですよね!毎日毎日、職人の方々の手によって丁寧に丁寧に作られていたのだろうなぁと容易に想像出来て、本当に言葉になりません。

17世紀末には、中国が輸出を再開した事や、18世紀前半にはヨーロッパのマイセンでも磁器が作られるようになった事をきっかけに、18世紀後半以降になるとほとんど日本から輸出される事はなくなっていったそうです。素晴らしい作品を生み出せる場所が増えたり、元々の運送が復活出来るようになったことはきっと良い事なのだと思いますが、ちょっぴり寂しい気持ちもありますね。。。

そんな歴史ある江戸時代中期頃の王侯貴族の蒐集品として珍重されたという「伊万里焼(古伊万里)」様式の【花弁型大皿】です!

やっと今回の作品に触れられます(笑)

八角面取大壷なども有名ですが、今回のこちらは大皿になります。青一色で勝負!と言った雰囲気ですが、大皿の内側から外側に向けて、だんだん色味が濃い青から水色へと変化していっていますよね。まるで水面に一滴落とした時の波紋のようなグラデーションが、シンプル一色とは言わせない美しさで勝ち誇っています(笑)そう、つまり、全体的に青系なだけで、一色ではないんです。

そして、色味についての感想より何よりも、その細かい花唐草模様の絵柄に大注目です!職人による気が遠くなるような作業風景と、全神経を指先に込めて集中している佇まいや空気感が、この作品を通じて今にも伝わってくるようで、静寂の中に気迫さを感じるとでも言いましょうか。伝統に直接触れていることに対して、とてつもなく神聖な気持ちになっています。

これは、本当に見事ですよね。派手な色味だと、インパクト的に一瞬で「すごい!」とか「綺麗!」とか、突発的な感想が出てきますが、こちらの作品には派手さは無くても、細部にまでこだわり抜かれていて、やはり確かな技術の上に成り立つ芸術があります。そこに気づかされるまでに勿論、時間は要さないのですが、そこからはじっくり吸い込まれるように見入ってしまいます。

この文章を読んでいただきながら、少しでもこの作品の世界を味わっていただけたでしょうか。是非、今度は直接その目で見て、その手で触れていただき、本物の感動を全身で体感していただけたらと思います。

日常の中に、プラス1点、大切な宝物を迎え入れてみてはいかがでしょうか。新しい風が何気ない日々に更なる潤いと癒し、喜びを与えてくれることでしょう。

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